八木哲也八木 哲也です。地元の愛知県豊田市・みよし市の地方新聞「矢作新報」(R1.7.12)に掲載された私のエッセイ「時々刻々 No.915」をご紹介します。

【「時々刻々 No.915」】海洋プラごみ汚染ゼロ目指す!

梅雨の合間にのぞく太陽がまぶしい。湿度は高く、べっとりと粘度が高い暑さだ。不快指数が上がるのとは対照的に、我が意を得たりと謳歌する紫陽花の鮮やかさが目に留まる。

「平成最後」で「令和最初」の第198回国会が6月26日に閉幕した。閉幕前日の25日に野党は内閣不信任案を提出した。「衆院解散はない」と確認したからこその提案で、茶番としかいいようがない。

今国会での政府提出法案の成立率は94・7%と非常に高い。幼児教育や保育を無償化する「子ども子育て支援法」、低所得者世帯を対象とする「大学等就学支援法」、「児童福祉法虐待防止法」、「障害者雇用促進法」、「女性活躍推進法」、「中小企業等経営強化法」など重要法な法律ばかりだ。安定した政権、安定した議席数で「決めることができる政治」を示したといえる。ただ、安定した議席数は安定した政権と同じではない。数の力を頼みにしないよう戒めなければいけない。

通常国会が閉幕した後、国会議員は一斉に地元に帰った。7月21日投開票の参院選挙へ向け走り始めた。選挙の結果を左右するのは定員が1人の32の1人区だ。もちろん複数区、比例代表も重要だ。安定した政治のために、改選数の過半数はしっかりと獲得したい。
 
6月28〜29日にはG20大阪サミットが開催された。世界20か国の首脳が一堂に会する国際社会にとって非常に重要な会議だ。安倍晋三首相が日本の首相として初めて議長を務めた。6年7か月にわたり、安定した政権を担い、諸外国の首脳の信頼も厚い。首脳宣言で「すべての人々の利益のため、技術革新を活用しつつ、世界経済の成長促進に向けて協議する」と唱え、10項目の合意を盛り込んだ。

特に小生が注目したのは海洋へのプラスチックごみとマイクロプラスチックの問題だ。プラスチックごみは経済成長の「負の財産」だ。海に流れ込み、生態系に悪影響が出始めている。持続可能な社会のため「国内的行動を速やかにとる決意で、世界ビジョン『大阪ブルー・オーシャン・ビジョン』を提案し、2050年までに海洋プラスチックごみによる汚染をゼロにまで削減を目指す」と掲げた。私も「海洋プラスチックごみ対策議員連盟」を作るよう同僚議員と協議している。

海のない豊田市でも矢作川が海につながる。無視することはできない問題だ。豊田市民憲章には「緑をはぐくみ、川を大切にして、豊かな自然を愛しましょう」と書いてある。矢作川は利用度の高い川だ。上水、工業用水、農業用水で水量の48%を占める。日々の生活から農業、工業も矢作川なしにはやっていけない。川の環境を守ることは持続可能な社会に直結するはずだ。

サミット終了の翌30日、世界を電撃的なニュースが駆け巡った。トランプ米大統領が現職大統領として初めて、板門店の南北軍事境界線を越え、北朝鮮に足を踏み入れた。最初の一歩は右足だった。米朝首脳会談後の北朝鮮の核廃絶、拉致問題の前進を期待したい。

梅雨のあいまの太陽のようなニュースだった。

政策コラム執筆者プロフィール
八木哲也八木 哲也 愛知11区【衆議院議員】
生年月日:昭和22年8月10日
当選回数:3回
学歴:1972年3月 中央大学理工学部管理工学科卒業
得意な政策分野:経済産業 科学技術・イノベーション 文部科学 地方創生